走りのスイッチ
久しぶりの休みの晴れを
まだリハビリに届くところの気持ちを
引っ張り出して
まだ傷を引き摺るボブに跨がって
南に降りる。
気温はまだまだ真冬から抜け出させない。
陽射しは陰り、更に気温は落ちる。
阪和道を和歌山の県境に。
パラパラと雨粒が出迎えてくれた。
海南ICで降りて、R42〜有田から
海岸線のワインディングを走る。
いつもの、そして久しぶりの道や海。
改めて太陽が、蒼い海が
春の匂いが
ようこそと
出迎えてくれたように感じた。
白崎海岸。
御坊まで海岸線を行く。
タイトなワインディング。
気が付いたら、夢中で走っている自分が居た。
何かのスイッチが入った様な
音が鳴ったような。。。。
ボブは元のセッティングからあえて
ディチューンしてある。
しかしそれは。。。
それだと、戻れない。
戻りたい。戻れる道を少しでも
戻って行きたい。
スイッチの後の
ボブのアクセルを絞りながら
リフレインした。
御坊からR42で穏やかに
南に更に降りて行く。
志原海岸。
ここでも大きな海が
時が止まったように迎えてくれた。
気が付いたら飯も食ってなかった。
レストランは定休日。
折り返して戻る。
以前なら、このまま紀伊半島を周って。。。
やはりまだ完全にはスイッチが。
ボブが戻ってない。戻る。。。
いや、もっと戻して。。。
そうリフレインして。
呟きながら。。。
夕焼けの空の下
下道で大阪まで戻ってきた。
そして
確かめるように
決心を固める。
by blue_harley
| 2013-03-09 04:02