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帰ってきたオートバイ

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なめたらあかん

今年の正月は休みの取り方を失敗し
5日が火曜日で定休日なのを忘れていた。
4日からの通常営業をHPに掲載してしまい
中途半端に4日の仕事をして
5日を休まざろうえなくなった。

しかも4日はいい天気で走るのにはまあまあマシな天気だったのに
5日は曇りで冷え込みそうな天気になってしまった。

やはり凍結や必要以上の冷え込んだ道を走るのは
さすがに先日の元旦だけにしたかったので
今までにはない弱腰のルートを選択した。

あの元日のあの寒さがチョイトラウマ気味になってしまったのかもしれない。

前日一升瓶を空けてしまい、強い二日酔いを引きずりながら
桐灰はるなどフル装備を体中に施して
ウインカーを左に出して阪和道方面へ。

そう

和歌山マッタリツーリングコース。
南へ暖かい太陽を掴みにツー!(笑)

我ながらヘタレな・・・・と思いつつ
でも元日でこの、今年の冬の寒さは全てやり終えたと
もういいじゃないか!(笑)
と言い聞かせどんどん南へ。

阪神高速から阪和道に入る。

暖かい風なんか一切なく
強冷風のお出迎えにたじろぐ。

しかし元日に比べりゃまだまし。

一気に紀ノ川PAに入る。
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朝飯がまだだったので、パンとコーヒー。
二日酔いを少しは和らげようとする。がやはりそうはいかない。
飲み過ぎた。。。。
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PAはやはり家族連れが多く、まだ正月休みの空気が軽やかに漂う。

今日はこのまま阪和道で、タイヤの真ん中を削って走ろう。
そんなことをつぶやきながらPAを出る。

走っても走っても横風注意。
車体が振られる。
強い向かい風で身体が浮いてくる。

どこがマッタリだ?

我慢できずに湯浅ICで下道へ。
下道はやはりマッタリしていて、雲の間から少しずつ日差しも出てきた。

このまま行けるところまで行こう。
白浜で足湯なんか?いいねー!

白浜を素通りする。。。あれ?

脳裏に紀伊半島を一周・・・・とあるが
そりゃ無理かあ?

気が付けば空腹が訪れた。
地図はまだ見ていない。

どこか分からず走っていた。
白浜も過ぎたし。。。。日置ぐらいかなあ?
とのんびり。

道の駅 志原海岸。とある。
なんか食いもんあるだあろうか?と寄ってみる。
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気が付けばサンサンと太陽が輝いて
風は冷たいが、日差しが心地いい。
レストランがかろうじてやっていた。

海の見えるレストラン。
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結構客も多い。
生マグロ丼定食?だったか。を注文。
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勝浦漁港より直送の生カジキマグロで美味かった。
何も考えずに入ってこれは幸運だった。

海岸に出てみる。
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景色をマッタリ楽しむ。
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かわゆくて、かわゆくて(笑)
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できるだけ紀伊半島の東海岸を走らなければ。
と、急に変な義務感に襲われ。。。(笑)
後のルートを全く無視して串本方面に向かい、ここを後にする。

串本 潮岬に着く。
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サラリーマンの時の仕事以来久々に訪れた。
灯台は入ったことがなかったので200円を支払い入る。
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人はまばらだ。
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さすがに景色は雄大で本島最南端を実感する。
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灯台内部へ。
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今更灯台に入ってどうするんだ?とつぶやきながら
しっかり観光(笑)
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戻ってきたら同じような好きものなライダーが来ているみたいで
京都ナンバーのNinjaが止まっていた。
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ここで迷う。もう遅いが。。。(笑)
Uターンして引き返さないとルートがない。
奈良の山ルートはヤバイ。多分凍結中だろう。

あれ?

勝浦を目指して潮岬のワインディングを楽しみ
R42を目指す。

R42を勝浦方面に。
知らないぞー。。。。まあ何とかなるだろ。
他人事みたいに。。。。

勝浦を過ぎ新宮へ。
熊野古道なんかも訪れたいが
日がかなり傾きだしたので先を急ぐ。
七里御浜沿いを北に駆け上がる。
熊野市に入り給油。

初めて地図を見る。
尾鷲を経由してR166で帰るか
R309~R169~R24で帰るか
迷う。
尾鷲は距離的に無理があるが、R166は凍結がまだマシかもしれない。
R169は凍結の可能性が非常に高い。
しかし私のとっては、若かりし時からの庭みたいな道だし。。。。
なんとか行けるかも。。。。甘い考えを持ってしまう。

でも今日はいい天気だったので
凍結は間逃れてるかもしれないし
距離的に尾鷲経由はやはり無理だ。

鬼が城を横目に通り過ぎ
R42が山を駆け上がり
一気に気温が下がってきて
これから起こる考えたくない事態の想像を掻き立てる。

R309に左折する。

道がガラガラで先を妙に不安してしまう。
まだ凍結はない。

R169に入る。
殆んどすれ違う車もなく、前を行くハイペースな車に引きつられ走る。

徐々に気温が下がり
足も手も爪先が酷く痺れてくる。

かなりの安全なハイペース?で
タイヤの端やステップを削りながら走る。
七色ダムは綺麗に手招きをするが
係わっている時間の余裕も気持ちの余裕もない。
できるだけ気温が下がる前に山を抜けたい。
前を行く車もその気迫が伝わってくるようだ。

気迫が勝ったのかその車をパスしてしまう。

下北山にやっと差し掛かる。
薄暗くなった池原ダムが妙に怖い。

ヘッドライトの光が見え出して
なにかキラキラと光るものが照らし出された。

ゆ、雪?

これには凍りついた。

多分体感では-2~3℃。
だから0℃付近だから、積雪し凍結の可能性がある。
その前に脱出しなければ山を出られなくなる。

凍結表示と気温0℃の表示を目にする。
更に恐怖が身体を固めてしまう。

地面が濡れていないのでペースを変えず走る。

どのあたりだったろうか。。。。
上北山村の前あたりだったか。。。

地面が濡れて、雪が吹雪になってきた。
後ろを行く車を前に出す。
これは凍結してなくてもスリップは必至だ。
ペースを落としてもう一台のゆっくり目の車をペースカーにして走る。

上北山村をパスする。

吹雪がどんどん強くなる。
そろそろ休憩しないと疲れがピークに。
トイレが我慢のピークに。
しかし止まることができない。

道の駅 かわかみで休もうと
そこまでは走ることを決断。

雪が止んでればの話だが。。。。

いくらこのコースは若かりし日の定番で庭であるコースとは言え
この状況はジモティーでも走らない。

やっと大台ケ原の麓にある長いトンネルを抜ける。
先日凍結の道をここで書いた場所に出る。
やはり、凍結している。。。。

ペースカーも急減速して等速で走る。
雪は一向に止む気配がなく、酷い吹雪になってくる。
しかし、川上村はもうすぐだ。
ちょっとホッとする。

何とか道の駅 かわかみに着く。
しかし吹雪は止まない。

休んでいると雪が積もりるかもしれない。

がまんしてパスして走る。

やっと吉野町に入る。

気温がグッと上がって雪も止んでくれた。

この調子で橿原までR169で行き
R24付近でコンビニに寄ろう考える。

R169の芦原付近でまた雪が降る。
コンビニがあるが寄れなくなる。

明日香を過ぎ橿原へ。
やっと雪も止み、R24にはいる前にコンビニへ。
コンビニの無愛想なカワイイ女性にホットさせられ
肉まんとホットレモンティーで身体を温める。
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R24~南阪奈道路~阪神高速。
25分で法円坂ICまで一気に帰ってきた。
このルートは非常に速い。

バイクのデジタル時計はPM7:45になって
走行距離は490kmを越えてきていた。

冬の山道は大変危険。
元日の寒さを忘れるぐらい
遥かに厳しい走りだった。

気が付いたら、あんなに酷かった二日酔いも
すっかり覚めていた。


ホント・・・・・

なめたらあかん。。。。


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by blue_harley | 2010-01-06 23:39
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相棒ハーレーダビッドソン ファットボブとの終わりなき旅へ


by blue_harley
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